環境省では、ESG金融に積極的に取り組む金融機関や諸団体、サステナブル経営に取り組む企業を評価・表彰する「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」を実施しています。

 この度、第7回の各部門の受賞者を決定し、令和8年2月16日(月)に各賞の授与を行いましたのでお知らせします。

 

 

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1.概要

 環境省では、令和元年にESG金融の普及・拡大に向けた「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」を創設いたしました。本アワードは、ESG金融に積極的に取り組む金融機関や諸団体、サステナブル経営に取り組む企業を評価・表彰し、その内容を社会全般に広く共有することを目的としており、本開催が7回目となります。

 御応募いただいた取組について、ESGファイナンス・アワード・ジャパン選定委員会による審査を行い、各部門の受賞者を決定し、令和8年2月16日(月)に各賞の授与を行いました。



 

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2.受賞者一覧  ※ 五十音順、( )内はサブ部門名

【 環境大臣賞 】金賞7件 銀賞8件

【選定委員長賞】銅賞9件 特別賞 4件 テーマ別賞7件

 

〔投資家部門〕

金賞 :ロベコ・ジャパン株式会社(アセットマネージャー部門)

銀賞 :ニッセイアセットマネジメント株式会社(アセットマネージャー部門)

銅賞 :明治安田生命保険相互会社(アセットオーナー部門)

特別賞:公益財団法人自動車リサイクル促進センター(アセットオーナー部門)

 

〔間接金融部門〕

金賞 :株式会社静岡銀行

    株式会社みずほ銀行

銀賞 :株式会社肥後銀行

    株式会社横浜銀行

銅賞 :株式会社山陰合同銀行

特別賞:株式会社福井銀行/福井鋲螺株式会社 ※連名受賞

 

〔資金調達者部門〕

金賞 :積水化学工業株式会社

銀賞 :三菱HCキャピタル株式会社

銅賞 :中日本高速道路株式会社

特別賞:該当なし

 

〔金融サービス部門〕

金賞 :大和証券株式会社(証券部門)

銀賞 :株式会社格付投資情報センター(評価・情報提供部門)

銅賞 :みずほ証券株式会社(証券部門)

特別賞:サステナブル・ラボ株式会社(評価・情報提供部門)

 

〔テーマ別賞(金融部門)〕

ネット・ゼロ賞     :池田泉州リース株式会社

ネイチャーポジティブ賞 :株式会社滋賀銀行

サーキュラーエコノミー賞:大日本印刷株式会社

 

〔環境サステナブル企業部門〕

金賞 :伊藤忠商事株式会社

    積水ハウス株式会社

銀賞 :栗田工業株式会社

    大和ハウス工業株式会社

    明治ホールディングス株式会社

銅賞 :大阪ガス株式会社

    コニカミノルタ株式会社

    株式会社すかいらーくホールディングス

    TOPPANホールディングス株式会社

    三菱マテリアル株式会社

特別賞:三井倉庫ホールディングス株式会社

 

〔テーマ別賞(環境サステナブル企業部門)〕

ネット・ゼロ賞     :東急不動産ホールディングス株式会社

             日本郵船株式会社

ネイチャーポジティブ賞 :株式会社ニッスイ

サーキュラーエコノミー賞:株式会社 LIXIL

 

3.金賞受賞理由

ロベコ・ジャパン株式会社

 グローバル展開している歴史ある責任投資家として日本と欧州の投資家をつなぐ橋渡し役を担うとともに、日本のサステナブルファイナンス市場の底上げに貢献している点が高く評価された。また、国際基準に基づいたコーポレートガバナンス面でのエンゲージメントの展開や、ネイチャーの観点を統合した評価手法を開発して本格運用に移しているなど、不断のレベルアップを進めている。全体として高水準の取組が新たな観点も含めて継続的に行われている点に加えて、業態を問わず他機関においても参考となる取組を行っている点が評価され、金賞となった。

 

株式会社静岡銀行

 静岡県内の地域金融機関や自治体、地域産業との連携を深めるとともに、他地域への展開も見据えた具体的な取組を一層押し進めている点は評価に値する。また、「しずおかGXサポートZ」の開発を通じた融資先のスコープ3算定支援といった新たな取組の展開や、ネイチャー分野への挑戦など新領域にも果敢に取り組み、静岡県全体のESG推進に大きく貢献している。こうした広範かつ長期的な視点に立った取組を、金融ビジネスとして成立させている点が高く評価され、金賞となった。

 

株式会社みずほ銀行

 産業調査の強みを生かしたグランドデザインを描きながら、大企業との積極的な対話や、シップファイナンスやカーボンニュートラル分野において多角的な取組を展開し、営業施策や取組内容の深化へとつなげている点は評価に値する。また、サーキュラーエコノミーや自然資本への包括的なアプローチを進めていることも特徴的である。日本のESG金融のポテンシャルの拡大と企業価値の向上に貢献し、他の金融機関のモデルケースとなる点が高く評価され、金賞となった。

 

積水化学工業株式会社

 注目度の高いペロブスカイト太陽電池の開発に関わる資金調達を実施。社会へのインパクトが大きい野心的な新技術であるが、2027年の実用化を見据えた投資家との深い対話を継続しており、イノベーションの社会実装を着実に進めている。経営とファイナンスの統合や、GXのハイライトであるペロブスカイトに焦点を当てたファイナンスはシンボリックな事例と言え、R&Dとグリーンファイナンスを明確に結びつけた革新性が高く評価され、金賞となった。

 

大和証券株式会社

 発行体と投資家双方の状況や需要を深く分析した上で、オレンジボンドといったテーマ性の高い案件に果敢に取り組み、最適なサステナブルファイナンスのフレームワークを提供している点は、証券会社として理想的な姿勢であると言える。また、社内の人材育成や組織づくりを粘り強く進めている点も評価された。一貫して具体的かつ明瞭な説明により、発行体との対話においても理解の促進につながる説明がなされていることが伺え、こうした実効性の高い一連の取組が高く評価され、金賞となった。

 

伊藤忠商事株式会社

 多様な事業領域とサプライチェーンを持つ総合商社として、環境関連のリスクと機会を全方位で把握し、世界基準の資本効率経営を支える高い成長率が求められる中で成長戦略と同期させている点が高く評価された。カンパニー横断のシナジーを追求する経営層のリーダーシップや、長期視点の意思決定を可能とする強固なサステナビリティ・ガバナンスの構築は他社の範となる。非資源部門で先駆的に取り組んできた自然資本対策が天然ゴム事業の事業継続力の確認に寄与している点も特筆され、金賞となった。

 

積水ハウス株式会社

 植栽事業によるネイチャーポジティブへの貢献の定量的評価や、住宅の水平リサイクルに挑戦する“House to House”の取組など、気候変動のみでなく様々な環境課題に対して先進的な対応を進めている点が高く評価された。「価値創造型ESG経営」を掲げ、社会的価値の創出が企業価値の向上につながるとの考え方を実践している。同業他社やサプライチェーンなど、多様なステークホルダーへ働きかけて業界全体で環境課題解決に取り組んでいるというリーダーシップの高さも特筆され、金賞となった。