田川シダレザクラ復活祭2026の参加者

シダレザクラの苗木を植える参加者

田川シダレザクラ復活祭2026の参加者 シダレザクラの苗木を植える参加者

 田川の宮の橋周辺にあるシダレザクラの並木を守ろうと、新たな苗木を補植する「田川シダレザクラ復活祭2026」が7日、開かれた。昨年に続く2回目の開催。地元の住民や高校生、市民団体のメンバーら約120人が参加し、生育を願いながら10本を植えた。

 田川のシダレザクラは1991~95年ごろの河川改修の際、東(あずま)橋から押切(おしきり)橋付近までの約900メートルの両岸に植えられた。春には見事な花が咲き、イベントも開催されるなど市民に親しまれている一方、植樹から約30年が経過し、2024年の調査では当初の123本から89本に減少していた。

 宇都宮土木事務所はこうした現状を受け、補植を検討。市民参加による「復活祭」として、3回に分けて苗木を植えることを計画した。第1回は25年2月に行い、幸(さいわい)橋から宮の橋までの区間に10本を植えた。

 7日の第2回は、東橋から幸橋までの区間で実施。地元自治会や宮の橋・田川活性化プロジェクト実行委員会、宇都宮商業高、宇都宮共和大、県造園建設業協会、宇都宮建設業協会などが参加した。

 参加者は10班に分かれ、1時間半ほど作業を行い、土を掘り、支柱を立てて苗木を植えた。宇都宮商業高生徒会長の2年、山岡紗蓮(やまおかしゃれん)さん(17)は「力仕事が大変でした。花が咲くのが楽しみです。20年後、30年後も見に来たいですね」と話していた。

 同事務所の稲葉基純(いなばもとすみ)保全部長は「多くの人に協力していただき無事に補植ができました。シダレザクラが思い出に残り、また愛着を持って末永く見守っていただければ」などと話した。第3回は宮の橋から押切橋までの区間で、15本の補植を予定している。