ミラノ・コルティナ冬季五輪のフィギュアスケート女子SPで演技するアンバー・グレン=17日、ミラノ(共同)

 フィギュアスケートの全米選手権で3連覇を果たし、表彰式で虹色の旗を掲げるアンバー・グレン=1月、セントルイス(ゲッティ=共同)

 ミラノ・コルティナ冬季五輪のフィギュアスケート女子SPで演技するアンバー・グレン=17日、ミラノ(共同)  フィギュアスケートの全米選手権で3連覇を果たし、表彰式で虹色の旗を掲げるアンバー・グレン=1月、セントルイス(ゲッティ=共同)

 【ミラノ共同】ミラノ・コルティナ冬季五輪のフィギュアスケートに出場した女子のアンバー・グレン(26)=米国=は、性的少数者だと公表している。多様性に否定的なトランプ大統領を「私は黙らない」とかねて批判。開幕前に自らの発信力で仲間を励ましたいと語ったが、中傷被害に遭って交流サイト(SNS)から距離を置く事態に追い込まれた。

 米政府が認める性別は「男性と女性だけだ」として性的少数者を標的にするトランプ政権に、当初は不安に襲われて動揺した。それでも「誰一人、アイデンティティーを理由に拒絶されるべきではない」と意を決して声を上げた。トランプ氏の大統領就任直後だった昨年1月の全米選手権。2連覇を果たした演技後、性的少数者の社会運動のシンボルである虹色の旗を氷上ではためかせた。

 「『アスリートは競技に専念し、政治の話はするな』と言われるが、政治は日常生活に関わる」と考える。7年前、好きになる人の性別を問わないパンセクシュアルだと告白したのも、自分らしく生きるため。「周りと違っても『それでいい』と思える扉を開きたかった」と語る。