54歳で五輪初出場したカーリング米国男子のリチャード・ルーホネン(右)=14日、コルティナダンペッツォ(AP=共同)

 54歳で初めて挑んだ五輪は特別な時間だった。カーリング男子で米国の控え、リチャード・ルーホネンはAP通信によると同国の冬季五輪史上最年長出場。本職は弁護士のカーラーで、1次リーグを4勝5敗で終えた18日に「人生は何が起きるか分からない。最高だ」と笑顔で語った。

 運転などのサポートがメインだが、努力を怠らなかった。週3日は午前5時に起床し、50キロ近い道のりを通って練習に励んできた。12日のスイス戦の終盤にプレー機会を得て「こんなチャンスをくれた仲間に感謝しかない」と話した。

 相手への敬意を忘れない、カーリング精神を大切にする。1次リーグ初戦前日の記者会見では、拠点にするミネソタ州で不法移民取り締まり中に抗議する市民を射殺した移民・税関捜査局(ICE)を念頭に「間違っている」と批判した。

 選手村では他国の選手との交流を楽しんだルーホネンは「尊敬を込めて友好を深める。世界中がオリンピアンやカーラーの気持ちを持てば、問題を抱えることも少なくなる」と訴えた。(共同)