警視庁

 不動産管理会社「ハナマサ」(東京)から約8億円を横領したとして、警視庁暴力団対策課は19日までに、業務上横領の疑いで東京都渋谷区、会社役員松沢泰生容疑者(74)を再逮捕し、新たに埼玉県朝霞市、団体職員松森智恵子容疑者(65)を逮捕した。暴対課は、容疑者らが現金を得る目的で同社を不正に乗っ取ろうとしたとみている。

 2人の逮捕、再逮捕容疑は他者と共謀して2022年12月27日、同社が所有する埼玉県東松山市にある土地の売却益約10億2千万円のうち、計約8億3200万円を松沢容疑者が管理する二つの口座に送金した疑い。「業務上横領なんてあり得ない」などと、いずれも否認している。

 松沢容疑者は昨年11~12月、同社の代表取締役に就任したとする虚偽の申請で登記を変更したとする疑いなどで2回逮捕され、その後起訴された。

 松森容疑者は当時同社の経理担当で、松沢容疑者の指示で送金したとみられる。暴対課は今月19日、業務上横領の疑いで同社代表だった東京都中野区の無職男性(65)も書類送検した。