大阪府庁

 大阪府立高の元教諭からわいせつな行為を受けたとして教え子だった女性から告発があったにもかかわらず、府教育委員会が5年間放置していた疑いのあることが18日、分かった。府監査委員が公表した住民監査請求結果で明らかになった。

 監査委員によると、府教委は2020年に告発文書を受け取っていたが、25年に女性が再度通報するまで調査した事実が確認できなかった。監査委員は「適切でない」と指摘。府教委は「当時の判断過程を検証したい」としている。

 府教委や監査結果によると、常勤講師として着任した府内の市立高で、当時生徒だった女性の胸を触るといった行為を繰り返した。府立高教諭となった後も卒業した女性を呼び出し関係を続けていた。

 府教委は25年に女性が相談窓口に通報してから調査を実施し、元教諭が事実を認め退職を申し出た。府教委は市立高在籍時での行為であるなどとして懲戒処分できないと判断。元教諭を諭旨免職処分とした。監査請求は元教諭の退職手当の差し止めなどを求めたが棄却された。