「真岡にいるなら一度はイチゴ作りを体験しなきゃ」。真岡市内の知人に誘われ9月中旬、その実家であるイチゴ農家を手伝った。

 挑戦したのはイチゴ苗の植栽。プランターから出した苗をハウス内の土に植えていく作業だ。1列当たり約200株。中腰の姿勢で、すぐさま腰に疲れがたまる。

 「四股踏みの体勢が楽よ」。知人のアドバイス。負担は減ったが、残暑、しかも室内の作業に汗が噴き出す。時には室温が40度近くになることもあるという。植栽後は土へのビニール張り、水やり、受粉作業など、観光イチゴ狩りでは見えない地味で根気のいる作業が収穫まで続く。

 芳賀郡市を管内とするJAはが野の2017年産(16年秋~17年春)のイチゴ販売額は県全体の4割を占める過去最高の93億円超を記録した。その過程には多くの生産農家の努力の結晶が詰まっている。

 「ウチの出荷は11月ごろ。また見においで」。生産日本一の産地を支える農家の姿、誇りを見つめ、伝えていきたい。