氷上にうずくまって抱き合う2人に、総立ちの観客から割れんばかりの拍手と声援が送られた。ミラノ五輪のフィギュアスケートペアで三浦璃来、木原龍一組が金メダルを獲得した。一番輝くメダルを胸に涙が止まらない木原。見守っていた観客も「素晴らしかった」と感極まった様子だった。
12番目に登場した2人は、リフトで体勢を崩すなどして5位に終わった前日のショートプログラム(SP)の影響を感じさせない滑りを披露。ほとんどミスなく演技を終えると、うずくまって肩を震わせる木原の頭を三浦がずっと抱きしめていた。
得点の発表を待つ間、手をぎゅっと握り締めて緊張した面持ちだった2人。ペアのフリーで世界歴代最高得点を出して一気にトップに立つと、三浦は立ち上がって両手で口を覆い、木原は何度も拳を握り締めた。「金」が決まると、木原は肩を小刻みに揺らし、三浦は涙目になっていた。
東京都から駆け付けた紺屋ゆかりさん(58)は「演技の途中から涙が出てきた。ショートの失敗を2人で乗り切ったという感じが素晴らしかった」と感激した様子で語った。
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