【ニューヨーク共同】カナダ軍の制服組トップだった前参謀総長が、カナダは核保有の選択肢も残しておくべきだと発言し、波紋を呼んでいる。マクギンティ国防相は核保有の可能性を全面否定したが、地元メディアは、日本の高市政権で安全保障政策を担当する官邸筋が「核を持つべきだ」と発言したことにも触れながら報じている。
カナダはNATOのメンバーで、隣接する米国の「核の傘」に依存してきた。外交や貿易分野でトランプ米政権との摩擦が強まる中、カナダが米国なしで安全保障を考えるべきかどうかの議論に一石が投じられた形だ。
発言したのは、2024年に退任したウェイン・エア氏。今月2日、首都オタワでの会合で「自前の核抑止力を持たなければ真の戦略的自立は達成できない」とした上で、現時点では核保有を追求すべきではないが「選択肢は残しておこう」と訴えた。
これに対し、マクギンティ氏は3日、カナダはNPTの加盟国だとして「核保有を追求する意図は全くない」と否定、通常兵器による安全保障の強化を図ると述べた。
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