【上海共同】不動産不況が長引く中国で、スウェーデンの家具大手イケアが業績悪化に直面している。消費者が住宅購入を控え家具の売れ行きも悪化、地場メーカーとの競争も激化しているためだ。2月に中国本土の41店のうち上海、天津といった大都市の大規模店を中心に7店を閉鎖した。日本のニトリも不採算店の整理を余儀なくされており、苦境脱却の事業戦略が問われそうだ。
かつてアジア最大級とされたイケア上海宝山店は今月1日が最終営業日。「在庫一掃セール」で家具がほとんど残っていない店内は閑散としていた。自宅はイケア製品ばかりという40代の男性は「以前は手頃でデザインも良かったが、商品が代わり映えしない」と厳しい。239元(約5千円)のじゅうたんを指し、ネット通販で同水準の品を100元で買えると指摘した。
イケアは1998年に上海で初出店。安価でデザイン性の高い商品が都市住民に人気となり成長してきた。だが不動産不況で状況は一変。売り上げはピークだった19年の約157億元から24年には111億元と3割減った。
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