中国南部から東南アジアにかけて発見された3600年~1万1千年前の複数の人骨が、燻製で防腐処理されたミイラだったことが札幌医科大の松村博文名誉教授(生物人類学)らの調査で判明した。これまで人類最古とされていたチリ北部の7千年前のミイラよりさらに古いものがあり、歴史を塗り替えた。
米考古学誌は、この研究成果を「2025年の発見トップ10」に選んだ。同様の人骨は朝鮮半島や1万4千年前のベトナムでも報告がある。松村氏は「湿潤な気候のアジアでは遺体を燻製して保存する方法が発達し、広大な地域で行われていた」と指摘する。
松村氏によると、東南アジア一帯の遺跡では、しゃがむような体勢の人骨が発掘されていた。盛り上がった眉間の骨といった頭蓋骨の特徴があり、アフリカから移った狩猟採集グループの広い分布を示すという。
インドネシア東部パプア州の先住民も頭蓋骨に同じ特徴を持つ。半世紀ほど前まで、家族らが亡くなると体を折りたたんでたき火で1~2カ月いぶし、熱気や煙で乾燥させる文化が残っていた。
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