水俣病患者の日常の表情や暮らしを撮影した写真家、故塩田武史さん(2014年に69歳で死去)の展示会が熊本大(熊本市)で開かれている。自ら熊本県水俣市に移住し、被害の実情をカメラに収めた先駆的な写真家の一人。水俣病の公式確認から70年の節目での開催となり、妻の弘美さん(78)は「水俣病の被害がずっと続いていることを知ってほしい」と話す。
会場は大学の「五高記念館」。代表作の一つで、胎児性患者の少年がハトを抱えて笑う写真や、公式確認の契機となった「1号患者」として知られる田中実子さん(72)を収めた写真など10点以上が、21日まで展示されている。入場無料。
塩田さんは高松市生まれ。カメラ部で活動していた法政大在学中の1967年、水俣市を初めて訪れた。新聞記事を読んで気になっていた胎児性患者と面会。生前には、「写真を撮るどころではなく、惨状にびっくりして外に出た」と当時を振り返っていた。
水俣病のことを知らない友人がいたことなどから「被害をもっと知らせなければ」との思いを強め、70年に水俣市へ拠点を移した。
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