クロード・モネ「昼食」(1873年ごろ、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵 Photo(C)GrandPalaisRmn〈musee d’Orsay〉/Franck Raux/distributed by AMF)(提供写真)

 クロード・モネ「ロンドン国会議事堂、霧の中に差す陽光」(1904年、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵 Photo(C)GrandPalaisRmn〈musee d’Orsay〉/Herve Lewandowski/distributed by AMF)(提供写真)

 「オークウッドプレミア東京」で提供されるハイティー。食後にはモンブランのボールペンとポストカード(右)が用意される(提供写真)

 小松宏誠「雨のうた」(2019―2026年 ミクストメディア 撮影:稲葉真)(提供写真)

 クリオロの限定スイーツ「さくら苺」(提供写真)

 クロード・モネ「昼食」(1873年ごろ、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵 Photo(C)GrandPalaisRmn〈musee d’Orsay〉/Franck Raux/distributed by AMF)(提供写真)  クロード・モネ「ロンドン国会議事堂、霧の中に差す陽光」(1904年、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵 Photo(C)GrandPalaisRmn〈musee d’Orsay〉/Herve Lewandowski/distributed by AMF)(提供写真)  「オークウッドプレミア東京」で提供されるハイティー。食後にはモンブランのボールペンとポストカード(右)が用意される(提供写真)  小松宏誠「雨のうた」(2019―2026年 ミクストメディア 撮影:稲葉真)(提供写真)  クリオロの限定スイーツ「さくら苺」(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【14日(土)】

 ▽「クロード・モネ―風景への問いかけ」(~5月24日、中央区)

 印象派の巨匠クロード・モネの没後100年を記念する展覧会が、京橋のアーティゾン美術館で開催されている。

 モネの作品41点を含むパリのオルセー美術館所蔵の約90点を中心に、浮世絵などの関連資料を加えた約140点で構成。“光の画家”として知られるモネはどのように自然と向き合い、変化し続ける風景をキャンバスに定着させようとしたのか。その創作の過程に迫る内容となっている。

 展示はモネが制作の拠点とした「場所」を軸に展開する。フランス国内では、画家としての原点であり、少年時代に海辺の光を学んだル・アーヴル。ついのすみかとして自ら庭をつくり、連作「睡蓮」を生んだジヴェルニー。そして霧のロンドンや、たそがれ時のベネチア。ゆかりの地を描いた絵画を通して、作風の変遷をたどる。

 日本初公開となる初期の大型作品「昼食」をはじめ、雪景色の中に静寂を描き出した傑作「かささぎ」など美術史に刻まれる重要作が並ぶ。晩年の「睡蓮」は、同じ場所で刻々と移ろう光を追い続けた画家の到達点として紹介される。

 若いモネの才能を見いだしたウジェーヌ・ブーダンの風景画や印象派の仲間たちの作品も展示。ギュスターヴ・ル・グレイの風景写真や、歌川広重による名所図会なども紹介し、当時の視覚文化の中で、画家が切り開いた革新的な表現を浮き彫りにしている。

 学芸員の賀川恭子さんは「モネは光や空気を描こうと試行錯誤を繰り返した。その探求心から生まれた絵画には、誰も拒絶しない色彩があふれている。何世紀にもわたり愛され続けるのは、“寛容な精神”が作品の根底にあるからだと思う」と話した。

 ○そのほかのお薦めイベント

 【14日(土)】

 ▽「インスパイア・ライティング ハイティー」(~4月30日、千代田区、事前予約制)

 シンガポールに拠点を置くアスコットのホテル&サービスレジデンス「オークウッドプレミア東京」(八重洲)で、ドイツの高級筆記具メーカー「モンブラン」と連携し、ハイティー(紅茶と軽食)と手書き体験を融合させたサービスを提供している。

 デジタル化や人工知能(AI)の普及が進む日常の中で、手書きを通じて「思索の静寂」を取り戻す試みだ。食事の後、モンブランのボールペンでオリジナルのポストカードに書きたいことを自由につづり、切手を貼って投函できる。

 ドイツのブランド「ロンネフェルト」の紅茶と共に、脳の活性化や集中力を促す食材「ブレインフーズ」を用いたメニューを各テーブルに用意。記憶力を高めるとされるサバや、抗酸化作用のあるブルーベリー、集中力を維持するカカオなどを取り入れた。食で心身を整え“精神的な緊張”を緩和した状態でペンを走らせ、現代人が失いがちな身体感覚を呼び覚ます狙いも。

 「デジタルの時代だからこそ、文字を書くことで自身の内面と対話する時間を提供したい」とアスコットの浅場衣里さん。モンブラン担当者の西広暁子さんは「『書く』ことは情報の記録だけでなく、新たな着想を獲得する行為だと思う。手書きの素晴らしさを再発見してほしい」と語る。日頃のストレスから解放され、感性を研ぎ澄ます機会ともなりそうだ。

 ▽「Touching the sky-空にふれる」(~3月22日、渋谷区)

 国内外で活躍する現代アーティスト・小松宏誠さんによる企画展が、渋谷スクランブルスクエア46階の展望施設「SHIBUYA SKY」で開催されている。

 地上約230メートルからの眺望を背景に、風や光の気配を感じさせるインスタレーション作品を展示。刻々と移ろう空の色や影が作品の一部となり、会場に躍動感をもたらしている。

 窓際に展示された「雨のうた」は、PETフィルムなどの透明素材が外光を透過し、空中に雨粒が静止したような輝きを放つ意欲作。天候や時間によって表情を変え、空の色を浮かび上がらせた。

 大型彫刻「Lifelog_シャンデリア_リマスター」は、光をやわらかく拡散させる和紙にステンレスなどの異素材を組み合わせ、繊細なきらめきを放っている。

 小松さんは「高層階では、空と街、そして自分という存在が等しく混じり合う。作品を通じて、普段は意識することのない“空の質感”を感じてほしい」と語った。

 【20日(金)】

 ▽「BLOOMING SPRING 2026~咲き誇るPINKと芽吹きのGREEN~」(~4月5日、港区)

 国内外のさまざまなスイーツやグルメを楽しめる春の祭典が、麻布台ヒルズで開催される。

 施設内の各飲食店で季節限定の「ピンク&グリーンメニュー」が登場、ヒルズ全体が、桜のピンクと新緑のグリーンの二色に彩られる。

 注目は、パティスリー「クリオロ」の限定スイーツ「さくら苺」。桜の香りが広がる滑らかなムースにイチゴのコンポートを閉じ込め、春らしい華やかな色合いで仕上げた。視覚と味覚の両方で季節を感じられる。

 フランスの菓子ブランド「ルノートル」は鮮やかな緑が目を引く「フィンガーケーク ピスターシュ」を提供。ピスタチオをぜいたくに使用し、しっとりとした食感が、新緑の芽吹きを予感させる。