アルペンスキー女子団体複合の後半回転でゴールした米国Aのミカエラ・シフリン=10日、コルティナダンペッツォ(共同)

 アルペンスキー女子の第一人者にとって、ミラノ・コルティナ冬季五輪は厳しい船出となった。男女を通じて最多のワールドカップ(W杯)108勝を積み上げるミカエラ・シフリン(米国)。女子団体複合は4位に終わり「常に学びがあるもの。短期間で修正する」と個人種目での巻き返しを期した。

 米国Aとしてペアを組んだ五輪滑降女王のブリージー・ジョンソンが活躍。前半滑降で首位に立ち「勇気をもらった」。満を持して後半回転の最後に登場したが、序盤から本来の滑りにほど遠かった。トップとは1秒差の45秒38で15位と大ブレーキ。まさかの幕切れに、スタンドのファンはぼうぜんとしていた。シフリンは「言い訳はしたくない」と強調した上で「今季見たことのないような(雪の)コンディションで、合わせられなかった」と振り返った。

 一度も表彰台に立てなかった4年前の雪辱を期し、自身通算3個目の金メダルを狙う。「チームにとって、とても素晴らしい日」と、笑顔で3位に入った米国ペアを祝福。大勢の記者に囲まれても落ち込んだ姿は見せなかった。「より多くの情報があれば、いい滑りができる」。自信を失わずに突き進む。(共同)