りそなB1第22節は6日、宇都宮市のブレックスアリーナ宇都宮で1試合が行われ、東地区2位の宇都宮ブレックスは西地区首位の長崎と対戦し、89-74で快勝した。通算27勝9敗とし暫定で地区首位に浮上した。

第1クオーター2分、ブレックスの比江島(左)がドライブを仕掛ける=ブレックスアリーナ宇都宮、加藤竜矢撮影
第1クオーター2分、ブレックスの比江島(左)がドライブを仕掛ける=ブレックスアリーナ宇都宮、加藤竜矢撮影

 ブレックスは前半からペースを握った。第1クオーター(Q)は序盤にD.J・ニュービルらで連続12得点を挙げ24-19の立ち上がり。第2Qは後半に約5分間、相手を無得点に抑え46-34で試合を折り返した。

第2クオーター6分、ブレックスのニュービルがダンクシュートを決める=ブレックスアリーナ宇都宮、加藤竜矢撮影
第2クオーター6分、ブレックスのニュービルがダンクシュートを決める=ブレックスアリーナ宇都宮、加藤竜矢撮影

 第3Qは相手にペースを握られる時間が増え、残り5分で1点差に迫られたが逆転は許さず57-52。第4Qはグラント・ジェレットやギャビン・エドワーズらが要所で得点を重ね、粘る相手を突き放した。

第2クオーター8分、ブレックスのジェレット(右)がルーズボールに手を伸ばす=ブレックスアリーナ宇都宮、加藤竜矢撮影
第2クオーター8分、ブレックスのジェレット(右)がルーズボールに手を伸ばす=ブレックスアリーナ宇都宮、加藤竜矢撮影

 アイザック・フォトゥは両チーム最多24得点、エドワーズは15得点11リバウンドを記録し2部門で2桁の「ダブルダブル」をマークした。またエドワーズは史上7人目となる個人通算6千得点を達成した。

 次戦は7日午後5時5分から、同会場で同カードが行われる。

“らしさ”発揮

 東西の頂上決戦第1戦は随所に“らしさ”を発揮したブレックスが快勝。香港での試合から中1日という強行日程でも比江島慎(ひえじままこと)は「自分たちのバスケをできると証明できた」と誇った。

 終わってみれば15点差。だが試合を分けたのは中盤の我慢比べだった。8点リードで迎えた第3クオーターは相手のペースで進み、残りちょうど5分で一時1点差に迫られたが「守備で崩れなければ問題ない」と高島紳司(たかしましんじ)。その言葉通り球際の激しさを維持しこの5分を2失点。背中をつかませなかったこの粘りが勝利を手繰り寄せた。

 疲労への対策も十分だった。ジーコ・コロネル監督は「どれだけ選手たちのエネルギー消費を抑えられるか」を鍵に挙げ、早めのタイムアウトや選手交代でガス欠を未然に防ぐ。また選手も準備を怠らず、開始5分で17-2という入りを見せ比江島は「今季最高の出来」と胸を張った。

 良い勝利だっただけに次戦が持つ価値はより大きさを増す。けがから復帰し早速守備で存在感を見せる高島は「まだ本調子ではないができることをやるだけ」と気持ちを切り替え、難敵への連勝を誓った。

親子30組を招待

 ○…ブレックスと三井住友海上火災保険栃木支店(石谷佳代子(いしやかよこ)支店長)は、長崎とのナイトゲームに親子30組を招待した。

招待された親子たち=ブレックスアリーナ宇都宮
招待された親子たち=ブレックスアリーナ宇都宮

 昨年12月21日、連携して行った宇都宮市中心部の清掃活動に参加した親子が招待された。矢板市東小4年の揚石楓音(あげいしふうと)さん(10)は「たくさん3点シュートやフリースローを決めてほしい」とエールを送った。

 石谷支店長は「今後もブレックスの力も借りながら、社会問題の解決に取り組む」と話した。4月5日の京都戦にも清掃活動の参加者20組を招待している。

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 ブレックス ジーコ・コロネル監督の話 タフで難しい試合だったがブレックスが培った勝つ文化がこの1勝を手繰り寄せた。次戦はもっと厳しいと思うが、修正すべきところは改善し、連勝をつかみたい。

(加藤竜矢)