【電子号外】 韓国大統領が辞意

 【ソウル共同】韓国の朴槿恵(パククネ)大統領(64)が29日、国民向け談話を発表し、親友の崔順実(チェスンシル)被告による国政介入疑惑の責任を取り、国会が政権を移譲する方法を設けるならと条件を付けて、任期満了前に辞任する意向を表明した。国政が不安定化すれば核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への国際社会の対処や日韓関係への影響は避けられない。北東アジア情勢は不安定化する恐れがある。

 疑惑への国民の反発は強く、野党主導の弾劾訴追案が12月2日にも可決する可能性が高まっていた。

 朴氏は韓国初の女性大統領で任期は2018年2月までだった。父は大統領在職中の1979年に暗殺された朴正熙(パクチョンヒ)氏。親子2代とも異常な形で大統領職を離れることになった。

 朴槿恵政権は昨年12月に従軍慰安婦問題の「最終解決」で日本と合意、防衛協力強化も進めていた。日米は韓国の混乱に乗じた北朝鮮の挑発行動に警戒を強めている。

 52年2月、韓国・大邱(テグ)生まれ。10代から青瓦台(大統領府)で生活し、母が殺害された後はファーストレディー役を務めた。98年にハンナラ党(現セヌリ党)から国会議員に初当選。07年大統領選の党予備選で李明博(イミョンバク)氏(前大統領)に敗退したが、12年の大統領選で勝利、13年2月に就任した。

【電子号外】 韓国大統領が辞意 (11月29日)

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