環境・インフラ事業を手がけるカナデビアと日本製鉄の子会社、日鉄エンジニアリング(東京)は5日、経営統合に向けた検討を開始したと発表した。競争力の強化を図り、環境関連施設の海外展開を加速させる。来年4月の統合を目指す。
両社の売上高を単純合算すれば1兆円を超え、大規模な産業施設の建設や管理を手がけるプラントエンジニアリング業界で国内最大規模になるとしている。カナデビアの桑原道社長は5日、大阪市で記者会見し「両社の経営資源を結集し、世界トップクラスのエンジニアリング企業を目指す」と述べた。
統合は日鉄エンジから持ちかけたという。石倭行人社長は人手不足という業界の課題を挙げ「高いスピードで成長していくためには力を合わせた方がいい」と説明した。
両社はともに廃棄物処理発電施設を手がけており、統合で受注拡大を図る。収益基盤を強化した上で新興国を含む海外展開を加速させる。洋上風力発電など脱炭素の知見を持ち寄り、技術力を高める狙いもある。基本覚書を5日に締結した。
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