AIで作成したとされるインタビュー動画(イメージ)

 衆院選を巡り、生成人工知能(AI)で作ったとされる架空の動画や画像が、X(旧ツイッター)で拡散している。「街頭インタビュー」を装い特定の政治家を応援したり、候補者の服装を変えたりしていた。ファクトチェック団体は、発信源や根拠、関連情報を確認するよう交流サイト(SNS)の利用者に注意を呼びかけている。

 1月下旬に投稿されたある動画は、マイクを向けられた高齢の女性が次々と登場し、高市早苗首相に好意的な発言をする内容だった。投稿には衆院選に関連した発信であることを示す目印があり、2万以上の「いいね」を得ていた。「訴えが心に響く」といったコメントも寄せられていた。

 この動画に対し、インターネット上の情報を検証するNPO、日本ファクトチェックセンターは1月末に「実際の映像ではない」との検証結果を公表。ユーチューブで同じ内容の動画が見つかり、そのチャンネルにはAIで作成したとの説明があったという。

 動画を作成した人と、Xに投稿した人の関係や投稿の意図は不明だ。共同通信は取材を申し込んだが回答を得られていない。