ロシア・オリンピック委員会のミハイル・デクチャリョフ会長=2025年12月4日、モスクワ(タス=共同)

 【モスクワ共同】ロシア・オリンピック委員会(ROC)のミハイル・デクチャリョフ会長は2日までに、ミラノ・コルティナ冬季五輪にロシア選手が国を代表する形で出場できないのは、あらゆる差別を禁じる「五輪憲章に反した、国籍に基づく政治的差別だ」と主張した。ウクライナ侵攻開始直前に開催された2022年北京冬季五輪に比べ出場者が大幅減となることに関し不当な扱いを受けていると訴えた。

 共同通信の書面インタビューに応じた。侵攻開始以降、ROC会長が日本メディアの取材に応じるのは初めて。

 パレスチナ自治区ガザを大規模攻撃したイスラエルの選手は無条件で参加できるなど、紛争当事国の五輪出場資格を巡る「二重基準」に批判の声が出ている。

 国際オリンピック委員会(IOC)は今回の五輪でロシアについて、個人の中立選手(AIN)としての参加は認めたが国旗や国歌の使用は認めなかった。AINであっても予選参加を認めなかった競技団体もあり、五輪に出場する予定のロシア人選手は1月29日時点で13人。北京五輪には200人以上が参加した。