海洋研究開発機構は2日、地球深部探査船「ちきゅう」が南鳥島(東京都小笠原村)沖の水深約5600メートルの海底から、レアアース(希土類)を含んだ泥を採取することに成功したと発表した。採掘装置を付けた管を船から海底へ下ろし、泥を引き揚げられるかどうかを検証するのが目的だった。内閣府によると、装置は問題なく稼働した。採取量を増やした本格的な採掘試験は2027年2月に行う予定で、1日約350トンの泥を採取する計画だ。
国産レアアースとして産業利用が可能かどうかは28年3月までに検討する。資源の海外依存を低減する経済安全保障上の価値と、東京都心から1900キロ以上離れた遠隔地の資源を使うコストのバランスが焦点となりそうだ。
作業は内閣府のプロジェクトの一環。泥の採取は南鳥島から南東に約150キロ離れた地点で1月30日に開始、2月1日に船の上に泥を引き揚げた。量は精査中としている。悪天候で海が荒れて作業を中断した場面もあった。他の地点で装置の性能をさらに確かめた後、静岡県の清水港に戻る予定。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く
ポストする







