視覚障害者のため点字や音声に翻訳された衆院選の選挙公報が、8日の投開票直前になるまで行き渡らない。公的な資料のないまま期日前投票に臨まざるを得なくなる恐れがあり、関係者は「社会的弱者が急な選挙のしわ寄せを受けている」と訴える。
目が不自由な人は投票にヘルパーが同行することもあり、混雑や悪天候を回避できる期日前は貴重な投票機会だ。午前0時半から政党関係者と打ち合わせをするなど、昼夜を問わず制作作業に追われた日本点字図書館(東京)の沢村潤一郎さんは「情報を得るのが難しい人がいることを、忘れないでほしい」。
選挙公報は法律に基づき全世帯に配布される。視覚障害者向けの「選挙のお知らせ」は、日本点字図書館のような各地の福祉団体が制作を担う。公報の読み方を確認して翻訳し校正や製版を経て印刷。政党や選挙管理委員会には早めの原稿提供を要望してきた。
今回は突然の解散劇に野党再編が重なり、各地で直前まで候補者の顔ぶれが固まらなかった。最高裁裁判官の国民審査を含む約13万6千部が配られるのは6日ごろの見込み。
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