ダライ・ラマ14世

 【ロサンゼルス共同】米ロサンゼルスで1日に開かれたグラミー賞の発表・授賞式で、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(90)の「メディテーションズ ダライ・ラマ法王の考察」が最優秀オーディオブック、ナレーション、ストーリーテリング・レコーディング賞を受賞した。授賞式には姿を見せなかった。

 ダライ・ラマは「平和や思いやり、環境への配慮、人類の結束への理解が人類全体の幸福に不可欠だと信じている。受賞がこうしたメッセージをより広く伝える一助になることに感謝する」との声明を出した。

 「メディテーションズ」は「瞑想」を意味する。作品は「調和」や「健康」「平和」などと題された10編で構成される59分のアルバムで、ダライ・ラマが自身の考えを英語で語っている。

 ダライ・ラマは1935年生まれ。40年に14世に即位し、中国人民解放軍進駐に反発する僧侶の抵抗運動がチベット全土に拡大していた59年、インドに亡命。非暴力の活動が認められ89年にノーベル平和賞を受賞した。