【号外】矢板市長に斎藤氏初当選 県議補選は守田氏、市議補選は元職2氏

【号外】矢板市長に斎藤氏初当選 県議補選は守田氏、市議補選は元職2氏

 任期満了に伴う矢板市長選は10日投開票が行われ、無所属新人の前県議斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)氏(43)が、ともに無所属新人の元県議会議長青木克明(あおきかつあき)氏(63)、前副市長飯野正敏(いいのまさとし)氏(64)を退け、初当選を果たした。斎藤氏は若さを強調し、「子どもや孫が帰ってくるまちづくり」のスローガンなどを訴えて幅広く支持を集めた。青木、飯野両氏は、経験や子育て環境の充実などを訴えたが及ばなかった。

 投票率は65・92%で前回(63・94%)を1・98ポイント上回った。当日の有権者数は2万7553人(男1万3579人、女1万3974人)。

 同日午後10時40分すぎ、同市東町の選挙事務所に当選確実の一報が入ると、支持者から歓声が起こった。斎藤氏は満面に笑みを浮かべ支持者らと万歳した。

 自民党系が青木、飯野両氏に分裂。斎藤氏との三つどもえで行われた今回の市長選。斎藤氏は後援会を中心に優位に選挙戦を展開した。終盤、追われる立場を強調して支持者を引き締め、勝利を収めた。

 斎藤氏は「責任の重さを痛感している。子どもや孫が帰ってくるまちづくりを必ず実現する」と決意を強調した。

 一方、青木氏は同市木幡の事務所で「全て私の責任。一人一人が矢板を案じて頑張ってくれたことを生涯忘れない」、飯野氏は同市扇町1丁目の選挙事務所で「力不足だった。政界への挑戦は終わりにする」などとそれぞれ敗戦の弁を述べた。

■県議補選は自民・守田氏

 議員の辞職に伴う県議補選(矢板市選挙区、欠員1)は10日投開票が行われ、自民党新人の前矢板市議守田浩樹(もりたひろき)氏(62)=公明党推薦=が、無所属新人の前矢板市議中里理香(なかざとりか)氏(45)を退けて当選した。守田氏は自民の衆参国会議員や自民、公明の県議らの応援を得て、両党支持層を固めた上で支持を広げた。投票率は65・86%だった。

 県議補選は、矢板市長選に出馬した前職斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)氏(43)の辞職に伴い行われた。自民は5年ぶりに同選挙区の議席を奪還した。中里氏は斎藤氏と二人三脚で選挙戦を展開したが、及ばなかった。

 同日午後11時すぎ、同市川崎反町の守田氏の選挙事務所に当選確実の知らせが入ると、守田氏は支持者らと万歳を繰り返し、会場は支持者の歓声に包まれた。 守田氏は「乳幼児から高齢者まで住みよい環境づくりを実践するために全力で頑張る」と決意を語った。

 敗れた中里氏の選挙事務所に集まった支持者らは沈痛な表情を浮かべた。斎藤氏後継として選挙戦を戦った中里氏は「力不足で実を結べず、言葉がありません」と述べた。

■市議補選、元職2人が返り咲き

 議員の辞職に伴う矢板市議補選(欠員2)は10日投開票が行われ、無所属元職の農林業渡辺孝一(わたなべこういち)氏(66)と、同じく無所属元職の呉服店社長今井勝巳(いまいかつみ)氏(67)が当選した。同市議補選は、県議補選に出馬した守田、中里両氏の辞職に伴い行われた。投票率は65・77%だった。

 10日午後11時50分ごろ、同市田野原の選挙事務所に当選確実の一報が届くと、支持者は歓声を上げた。激戦を制し当選した渡辺氏は「皆さんの力を頂いて結果が出た」と喜びをかみしめた。

 子育て環境や高齢者・障害者福祉、人口減少対策の充実などを掲げ、選挙戦を展開。地盤の泉地区を中心に支持を広げた。

 渡辺氏は「市課題について議員や職員と共に頑張りたい。皆さんの思いを受け議会で活動したい」と決意を新たにした。

◆とちぎの選挙