30日午前6時55分ごろ、JR上野駅で架線断線による停電が発生し、常磐線の上野―土浦間の上下線などで運転を見合わせた。約7時間後に全線で再開した。高崎線や東北線(宇都宮線)でも一部区間で見合わせが発生。計81本が運休するなどして、通勤・通学客ら約23万人に影響した。

 JR東日本によると、運行を管理する部署のモニターに停電を知らせる表示があり、社員が確認すると常磐線ホームの架線が断線していた。上野―金町間の変電所が停電した。

 ホームには当時、上野発水戸行きの普通電車(15両編成)が止まっていた。断線したのは8号車付近の架線で、熱で溶けたような跡があった。周辺のパンタグラフや架線に損傷や摩耗といった異常はなかったが、切れた架線が接触した車体に焦げた跡や直径数センチの穴が見つかった。

 駅間で4本が止まったため、計7千人以上の乗客を線路に降ろして近くの駅まで移動させた。体調不良を訴えたり、線路上を移動する際に転んでけがをしたりする乗客が計6人いた。また東京―大宮間で東北新幹線の臨時列車を運転した。