オーケストラ作品をクラシックギター1本で演奏するなど、高度な技術と表現力で知られた世界的ギタリストの山下和仁(やました・かずひと)さんが24日午後2時23分、病気のため東京都で死去した。64歳。長崎市出身。告別式は近親者で行った。喪主は長女紅弓(こゆみ)さん。
8歳で父からギターを学び、16歳でイタリア・アレッサンドリア、パリなど世界3大国際ギターコンクールで優勝した。ギターの超絶技巧を駆使したピアノ作品やオーケストラ作品の編曲で知られ、ムソルグスキーのピアノ組曲「展覧会の絵」やドボルザークの交響曲第9番「新世界より」の編曲・演奏で高く評価された。
世界各国でソロリサイタルを開催し、大規模フェスティバルにも招かれて演奏したほか、各地の民族音楽の調査・研究を重ねた。アルバム「黎明期の日本ギター曲集」で1999年度文化庁芸術祭大賞を受賞。
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