三菱ケミカルグループと旭化成が、岡山県倉敷市の水島コンビナートで共同運営するプラスチックの原料となるエチレンの製造設備を停止する方針を固めたことが26日分かった。三井化学が大阪府高石市に持つ設備に生産を集約し、3社で運営する。国内需要の減少と中国からの供給増加により、市況が悪化しているためだ。

 三菱ケミカルと旭化成は2030年ごろの停止を計画しているとみられる。人員の配置転換や跡地活用なども課題となる。エチレンを巡っては、出光興産と三井化学も27年7月に千葉県市原市の製造設備を統合すると発表している。

 三菱ケミカルと旭化成、三井化学の3社は昨年8月、各社が同比率で出資する有限責任事業組合をつくり、再編を協議してきた。生産集約は月内にも発表する見通し。

 プラスチックは自動車部品や家電など幅広い製品に使われ、経済活動の根幹を支える産業の一つ。生産集約によりコスト競争力を高められるかどうかが焦点だ。