【ニューヨーク、北京共同】米紙ウォールストリート・ジャーナルは25日、中国軍で不正の調査対象となり失脚した制服組トップの張又キョウ・中央軍事委員会副主席が、中国の核兵器の重要な技術データを含む機密を米国に漏えいした疑いが持たれていると報じた。影響力を高めるため派閥を形成した疑いや、人事を巡る収賄疑惑も浮上したと伝えた。
中国軍の最高指導機関の軍事委ではメンバーの大半が失脚しており異例の事態になっている。軍事委主席を兼ねる習近平国家主席が高官を次々と排除したのは、汚職のまん延や国家機密漏えいが台湾統一の目標を脅かすとの考えを知らしめるためだと軍内で受け止められているという。
中国軍で核ミサイル部隊を管轄するロケット軍については大規模汚職の捜査が進められており、共産党中央規律検査委員会と国家監察委員会は今月19日、軍民両面で原子力利用に携わる国有企業、中国核工業集団の元社長を調査していると発表。同紙によると、副主席による機密漏えいの証拠は元社長から得られた。
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