木材をふんだんに使ったMUFGスタジアム(国立競技場)=東京都新宿区

 冨士塚などがある鳩森八幡神社=東京都渋谷区

 MUFGスタジアム(国立競技場)を映し出すビルのガラス外壁=東京都渋谷区

 東京体育館の夜景=東京都渋谷区

 国立能楽堂の門=東京都渋谷区

 鳩森八幡神社前の交差点付近=東京都渋谷区

地図

 木材をふんだんに使ったMUFGスタジアム(国立競技場)=東京都新宿区  冨士塚などがある鳩森八幡神社=東京都渋谷区  MUFGスタジアム(国立競技場)を映し出すビルのガラス外壁=東京都渋谷区  東京体育館の夜景=東京都渋谷区  国立能楽堂の門=東京都渋谷区  鳩森八幡神社前の交差点付近=東京都渋谷区 地図

 東京都渋谷区内にある、JR千駄ケ谷駅と東京メトロ北参道駅に挟まれたおしゃれなエリアは、雑誌などで「ダガヤサンドウ」と呼ばれることもある。二つの駅名を組み合わせた造語の愉快な響きに誘われ、まずは「ダガヤ」(千駄ケ谷)に足を運んだ。

 駅の南側に出ると、空飛ぶ円盤を思わせる東京体育館、木材をふんだんに使ったMUFGスタジアム(国立競技場)の威容に目を奪われた。

 周囲には、かつての明治神宮外苑競技場で1943年に「出陣学徒壮行会」が行われた事実を伝える碑がある。建て替え前の旧競技場で64年に東京五輪の聖火をともした炬火台、2021年に開催された五輪で使われた聖火台などもあり、スポーツの聖地に残る歴史を感じる。

 千駄ケ谷は文化の街でもある。24年に東京体育館近くのビルへ移転した将棋会館は対局室や道場に加え、1階にカフェやショップを併設する。光が差し込む開放的なカフェからは楽しげなおしゃべりが聞こえた。駒の形をした「駒もなか」などゆかりのメニューがあり、散歩の合間に楽しめそうだ。会館から少し西には、落ち着いた雰囲気の国立能楽堂もある。

 国立競技場を左手に見ながら、外苑西通りをしばらく進んだ。道沿いに立つ高層ビルが、競技場の姿を外壁のガラスに映している。ゆがんだ形が面白く、思わず足を止めてカメラを構えた。

 仙寿院の交差点を右折して千駄ケ谷トンネルをくぐる。この辺りからファッション関連のしゃれた店が目立ち出した。

 北参道駅へ向かう前に、「ダガヤサンドウ」のほぼ中心にある鳩森八幡神社へ立ち寄った。境内には、富士信仰を伝え、登拝すると実際の登山と同じ御利益があるとされる冨士塚があった。自然石で作られた階段を上り、富士山の溶岩が鎮座する“山頂”に到達。短い都心の行楽の締めくくりとした。

 【ちなミニ】将棋会館のショップでは、将棋用品や扇子、Tシャツなどを販売している。