三重県で開かれた日教組の第75回教育研究全国集会が25日、「民主教育の確立に向け、実践を一層充実させていこう」とのアピールを出して3日間の日程を終えた。平和教育の在り方を考える分科会では、戦後80年が過ぎ、遠ざかる戦禍の記憶について「教員自身が学ぶ必要がある」との意見が多く出た。

 岡山県の男性中学教員は、太平洋戦争の激戦地・硫黄島の遺骨収集事業に加わり「多くの兵士が亡くなった現実と、島で見た青空の美しさとの落差にぞっとした」との思いを抱いたと報告。「教員自ら戦争を追体験することで、指導に説得力が出る」と話した。

 集会には教員ら延べ約8千人が参加した。