2024年4月、「西太平洋海軍シンポジウム」であいさつする中国中央軍事委員会の張又キョウ副主席=中国山東省青島(共同)

 【北京共同】中国国防省は24日、軍制服組トップの張又キョウ・中央軍事委員会副主席と劉振立・軍統合参謀部参謀長について、重大な規律違反と法律違反の疑いで調査することを決めたと発表した。軍内で捜査が進められている大規模汚職に関与したとみられる。

 副主席は習近平国家主席が兼ねる中央軍事委主席に次ぐポスト。昨年10月には何衛東・副主席ら9人の高官に対する共産党の党籍剥奪の処分が発表されたばかり。調査を経て失脚する可能性が高く、中国軍の最高指導機関である軍事委の大半が不在となる極めて異例の事態となった。

 国防省の報道官は、張副主席ら2人の調査は党中央の審議を経て決定したと明らかにした。現在の中央軍事委は2022年10月に7人で発足したが、習氏と、解任された何氏の後任となった張昇民・副主席を除く5人が党籍剥奪や調査の対象となった。

 台湾メディアは張又キョウ氏が既に拘束されたと報じた。張氏は昨年11月にはロシアを訪問し、モスクワでベロウソフ国防相と会談。制服組トップとして習氏からの信頼も厚いとみられていた。