静岡県の鈴木康友知事は24日、リニア中央新幹線工事を巡りJR東海の丹羽俊介社長と県庁で面会し、大井川の水利用に影響が出た場合の補償に関し確認書を締結した。鈴木氏はリニアの静岡工区着工を容認する前提の一つとして、補償の明文化が重要との認識を示しており、着工に向け前進する形だ。
締結に先立つあいさつで、鈴木氏は「確認書は流域の懸念に寄り添った形になったと思う」と言及。丹羽氏は「早期開業のため静岡工区に一日も早く着手したい。流域の皆さんの理解を得られるよう真摯に取り組む」と述べた。締結式には国土交通省の水嶋智事務次官も出席。
確認書には(1)影響が出た場合の因果関係の立証は、流域市町や県に求めずJR東海が調査(2)補償の請求期限や対象期間について、あらかじめ制限を設けない(3)工事の影響は国が関与する形でモニタリングし、JRが対策を講じる―といった内容を盛り込んだ。
これとは別に鈴木氏は着工容認の条件として、県がJR東海と対話すべき28項目の議論完了を挙げている。
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