和歌山県高野町の高野山で23日、「報恩托鉢寒行」があり、高野山真言宗の僧侶ら約100人が浄財を求め、約900軒の家々を読経して回った。宗祖弘法大師が掲げた社会福祉の理念を受け継ぐ金剛峯寺の恒例行事で、60年以上続く。
氷点下6度前後の厳しい寒さの中、金剛峯寺の前庭で午前8時半から出発式があった。網代がさに黒い法衣姿の僧侶や修行僧、高野山高の生徒らが一斉に読経。寺の今川泰伸執行長(65)のあいさつの後、周辺の住宅などに散り、玄関前で錫杖を手に無病息災を祈願した。
集まった約110万円の浄財は、高齢者支援など社会福祉活動に使われる。
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