大分市の一般道で2021年、時速194キロで乗用車を運転中に右折車と衝突、男性を死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)罪に問われた被告の男(24)の控訴審判決で、福岡高裁は22日、懲役8年とした一審大分地裁裁判員裁判判決を破棄し、同法違反の過失致死罪に当たるとして懲役4年6月を言い渡した。要件の「制御困難な高速度」に該当しないと認定した。
平塚浩司裁判長は判決理由で、24年の一審判決が認めた「制御困難な高速度」とは、具体的な道路状況に照らし、運転操作のわずかなミスで進路から逸脱させ事故を発生させる速度だと述べた。
その上で、一審が証拠採用した走行実験に使われたのは異なる車種で、路面状況が被告の車に与えた具体的影響も不明だと指摘。「一貫して自車線で直進進行を続けており、制御困難な事態が生じていたとは見いだせない」と判断した。
被告の運転は「常軌を逸している」とした上で「日常用語の『危険な運転』か否かが問われているのではない。この点は立法的手当てで対応すべきだ」と結論付けた。
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