恋愛感情やもうけ話を悪用して現金や暗号資産をだまし取るSNS(交流サイト)型詐欺の被害が県内で深刻化している。SNSで関係を築き、被害者の願望を逆手に取るため被害が拡大しやすく、被害額は2年続けて10億円を超えた。「台湾在住の男」の巧みな言葉に恋心を操られ、投資名目のロマンス詐欺に遭った小山市、非常勤社員の40代女性が21日までに下野新聞社の取材に応じ、思い描いた結婚生活と財産を一度に失った傷心を語った。

 「かわいいですね」

 愛犬の写真を投稿している女性のインスタグラムに、台湾出身の40代男性というアカウントからコメントが付き始めたのは昨年6月末だった。