トヨタ自動車は21日、物価高を背景に取引先の部品会社からの調達価格を引き上げ、4年半の累計で約5兆1千億円の負担増になったと明らかにした。取引先の収入拡大につながる価格転嫁の受け入れが進展した。ただ子会社が下請法違反を認定され、直接取引のない中小企業に転嫁が浸透しにくい課題もあるなど下請け対応は道半ばだ。
5兆1千億円は、直接取引する部品や資材、設備など国内約1400社からの調達総額を対象に2020年度と比べた費用増加を25年9月までの期間で積み上げた金額。21年度以降にエネルギー費高騰や運転手不足の対応、労務費上昇の反映が進み、年々増えた。負担増はいずれも20年度比で21年度が2千億円超、22、23年度は1兆円超、24年度は約1兆3千億円。25年度上半期は約1兆4千億円となり、既に24年度を超えた。
トヨタは半年ごとに取引先と協議して調達価格を決めており、取引先支援の一環として転嫁強化を重視する方針を掲げてきた。供給網の経営が安定しているかどうかは、高い競争力の維持に向けて鍵を握るためだ。
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