ウクライナのフェドロフ国防相(ウクライナ国防省提供・共同)

 【キーウ共同】ウクライナの国防相に就任したミハイロ・フェドロフ氏(35)が21日までにキーウで取材に応じた。ロシア国内の石油施設への無人機攻撃などを通じてプーチン政権の戦争資金を枯渇させ、和平交渉に応じさせる考えを表明。「地上での前進も阻止する」とし、月5万人のロシア兵を死傷させることが当面の目標だと語った。

 デジタル転換相を務めたフェドロフ氏はITの専門家で、行政サービスのデジタル化や無人機開発で手腕を発揮してきた。国防相としては欧米との関係強化や防衛産業の発展に注力する意向で、軍の組織改革に加え、前線への物資供給の効率化も推進。徴兵逃れや汚職対策も強化する。

 フェドロフ氏は取材に「空と地上で敵を食い止め、ロシア経済に壊滅的な打撃を与えることができれば、戦争を終わらせるチャンスは十分にある」と強調。国産の迎撃無人機の使用拡大にも言及し、1月だけで4万機を調達したと述べた。1機迎撃すると2万ドル(約316万円)を開発業者に支払う仕組みを導入したとしている。