1923年の関東大震災で犠牲になった死者のうち、約5万9千人の本籍地が当時の45道府県に及んでいたことが18日、分かった。タイルに焼き付けて和歌山県の高野山に納められた名簿を、元神奈川大特任教授の北原糸子さん(86)=日本災害史=らが分析した。工業化が進む東京や横浜で働いていた多くの地方出身者らが被災していた。
関東大震災の犠牲者は国内災害で最も多い約10万5千人。死因の約9割が火災による焼死とされ、身元不明のまま大半が火葬された。
東京市長だった故永田秀次郎の主導で死者の調査が始まり、名簿は(1)公益財団法人東京都慰霊協会が保管する約3万8千人の死亡者調査表(2)永田が私人として高野山金剛峯寺の霊牌堂に納めた約5万9千人のタイル製名簿―の2種類が残された。(1)は、これまで氏名が開示されていない。
北原さんらは2023年7月、許可を得て、タイル378枚の表裏両面、計756面に焼き付けられた氏名を撮影。東大地震研究所助教の大邑潤三さん(39)=地理学=と分析した。
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