地球に帰還し、手を振る油井亀美也飛行士(右から2人目)=15日、米カリフォルニア州沖(NASAの中継映像から)

 米カリフォルニア州沖の海面に着水する、油井亀美也飛行士ら搭乗の宇宙船クルードラゴン=15日(NASAの中継から)

 地球に帰還し、手を振る油井亀美也飛行士(右から2人目)=15日、米カリフォルニア州沖(NASAの中継映像から)  米カリフォルニア州沖の海面に着水する、油井亀美也飛行士ら搭乗の宇宙船クルードラゴン=15日(NASAの中継から)

 宇宙飛行士の油井亀美也さん(55)が日本時間15日午後、5カ月余りの国際宇宙ステーション(ISS)滞在を終え、米スペースXの宇宙船クルードラゴンで米西部カリフォルニア州沖に着水、地球に帰還した。同僚の飛行士に健康上の問題が発生したため、帰還予定を1カ月ほど早めた。

 油井さんのISS長期滞在は、2015年に続き2回目。昨年8月に米国とロシアの飛行士、計3人と共に米ケネディ宇宙センターを出発した。滞在中は、宇宙での火災安全技術に関する実験など数々の科学研究に従事。昨年10月には、飛行士の食料や実験機器などを届ける日本の新しい無人補給機「HTV―X」をロボットアームでキャッチすることに成功した。

 米航空宇宙局(NASA)によると、油井さんの同僚飛行士1人が医療上の懸念を訴え、予定されていた船外活動が中止になった。容体は安定しているという。医療を受ける必要性から飛行士の帰還を早めるケースが3年に1回程度あると想定していたが、25年のISSの歴史で今回が初めて。当初は2月中旬以降に帰還する予定だった。