米国の専門医らが見学した中冨医師(右から2人目)の手術=2025年11月上旬、国際医療福祉大病院

米国の専門医らが見学した中冨医師(右から2人目)の手術=2025年11月上旬、国際医療福祉大病院

 国際医療福祉大(大田原市)教授で同大病院(那須塩原市)脳神経外科の中冨浩文(なかとみひろふみ)医師(58)が開発した聴神経腫瘍の手術法が、国内外の専門医たちの注目を集めている。腫瘍が大きくなれば聴力は失われていくが、手術の必要性が増す2センチ以上の腫瘍摘出では神経損傷のリスクが高く、聴力温存は困難という。だが神経の状態を高精度でモニタリングして大幅な損傷を回避する中冨医師の手法では、約7割の聴力温存率を達成。世界の名医らも手術の見学に訪れ、「画期的な成果」などと評価している。