高市早苗首相、韓国の李在明大統領

 【ソウル共同】韓国の李在明大統領は13日、奈良県を訪問し、高市早苗首相と会談する。首脳が互いに往来する「シャトル外交」の一環で、14日まで滞在する。台湾有事を巡る高市首相の国会答弁に反発する中国が対日輸出規制強化に乗り出す中、経済安全保障分野での日韓連携や、日米韓3カ国協力の重要性を確認する見通し。李氏の訪日は昨年8月以来。

 李氏は4~7日に国賓として訪中。習近平国家主席は首脳会談で日中対立を念頭に「歴史の正しい側」に立つよう迫った。李氏はこれまで中立の立場を示し、対立とは距離を置く慎重な対応を継続。昨年12月には「仲裁」の役割にも言及したが、今月7日の記者会見では「今できることは限られている」と述べた。

 韓国側は、日本との歴史問題の進展に期待する。大統領府の魏聖洛国家安保室長は9日、戦時中の水没事故で朝鮮人を含む多数が犠牲になった山口県の「長生炭鉱」を巡り「人道面で協力できる機会にしたい」と述べた。同炭鉱で回収された遺骨のDNA鑑定などが念頭にある。