滝つぼから玄ソバを引き揚げる研究会のメンバー

 【鹿沼】「かそツーリズム研究会」(小林俊明(こばやしとしあき)代表)は、3月に行われる農村体験ツアーで地域自慢のおいしいそばを提供しようと荒井川で寒ざらしそばの仕込みを行い、現在、天日干し作業を行っている。

 同研究会は昨年、県農村振興課が主催したグリーン・ツーリズムコーディネーター養成講座の受講生で組織。都市農村交流を目的として、昨年9月に市内外の13人で発足した。

 手始めとして、3月10日に「加蘇の里山で寒ざらしそばと歴史探訪」と題した農村体験のモニターツアーを県とともに企画。目玉として寒ざらししたそば粉を使ったそば打ち体験ほか、加蘇山神社の散策、地元住民との交流会などを予定している。

 寒ざらしの仕込みは、荒井川の大滝近くの「獅子が淵」の滝つぼ。19日に研究会のメンバー9人が約23キロの玄ソバを冷水に丁寧に浸した。23日には引き揚げ、寒風にさらし始めた。

 メンバーは「加蘇の清らかな水と寒風にさらされて味わいが増したそばをツアー参加者に味わってもらえるのが楽しみ」と期待を寄せる。地元の小林代表(71)は「荒井川の源流での寒ざらしそばは初めてだと思う。冷水でうま味、甘みが出ると思う」と話す。地元ではモニターツアーを成功させ、今後も継続的に農村体験ツアーを実施していく考えだ。