千葉市で記者団の取材に応じる立憲民主党の野田代表=10日午後

 高市早苗首相

 千葉市で記者団の取材に応じる立憲民主党の野田代表=10日午後  高市早苗首相

 高市早苗首相(自民党総裁)が23日召集予定の通常国会冒頭で衆院解散に踏み切るとの見方が10日、政権内で浮上した。複数の関係者が明らかにした。自民の小林鷹之政調会長は長崎県島原市の会合で「常在戦場だ。いつ選挙があってもいいように研さんを積むのが基本だ」と強調。立憲民主党の野田佳彦代表は「政治空白をつくって信を問う方法がいいかどうか、厳しく問われる」とけん制した。

 自民内には、内閣支持率が高水準を維持している間の解散を求める声がある。自民関係者は「早期解散を見据えて準備を進める」と述べた。自民、日本維新の会の与党は、1人でも欠ければ衆院定数465の過半数233を割り込むため、安定した議席を確保して政権基盤を強化したいとの事情がある。

 維新の藤田文武共同代表は金沢市で記者団に「解散は首相の専権事項だ。いつでも戦える準備をしておくのが衆院議員の宿命で、構えを取るだけだ」と語った。解散時期を巡り首相と具体的に話していないと説明し、候補者擁立の準備を進める意向も示した。