大学進学における家計負担の増大と、卒業後のキャリア形成への不安。これは、受験生と保護者が直面する2大課題だ。さらに物価高の中、高等教育への投資価値が厳しく問われる時代となった。こうした社会的要請に対し、白鷗大学(小山市)が「手厚い経済支援」と「徹底した就職支援」、そして「交通至便な立地」という三つの強みを掛け合わせ、注目を集めている。在学生の3人に1人が授業料減免を受ける学業特待制度と、99.4%(2024年度実績)という高い就職率。この2本柱を、新幹線の停車駅であるJR小山駅から至近という卓越したアクセスが支える。入学から卒業まで一貫した支援体制は、学生の可能性を最大限に引き出し、首都圏を含めた広範な地域の保護者層から厚い信頼を獲得している。


 

    大学進学に伴う経済的負担は、多くの家庭にとって喫緊の課題だ。文部科学省の調査によると、大学入学から卒業まで4年間にかかる学費は国立大学約242万円(標準額)、私立大学約474万円(平均額)。経済的な負担は、進路選択の幅を狭めかねない。

募集は全入学定員の3分の1以上

    この状況に一石を投じているのが、白鷗大学が開学から続ける「学業特待制度」だ。この制度の最大の特徴は、その適用範囲の広さにある。全入学定員の3分の1以上を募集する奨学金制度で、これは全国の大学を見渡しても異例の規模と言えるだろう。一部の成績優秀者だけでなく、学習意欲が高い一定基準以上の学力を有する学生に対し学業に専念する環境を提供している。

    支援内容は具体的かつ強力だ。入学試験の成績に基づき、授業料が全額、あるいは一部免除される。特に成績優秀者として認められた場合、最大で4年間の授業料約470万円が全額免除になる。4年間特待生として学び学費が減免されると合計は280万円(教育学部は288万円)になる。

    ただ、入学時に学業特待生でない学生にもチャンスがある。3年進級時に全学生を対象に資格見直しが行われるため、3・4年次の2年間新たに資格が得られる可能性がある。 学業特待制度は学生が奨学金という名の負債を抱えるリスクを軽減するため保護者からは「経済的な不安を気にすることなく、子ども自身の選択を尊重することができた」との声も寄せられている。また学生からは「親の負担を軽くできた」「3年からの特待生を目指すために1・2年は目標を持って勉強に励んだ」と好評だ。

学生の「時間」創出

    この制度がもたらす恩恵は、金銭的なものにとどまらない。むしろ、学生にとって最も貴重な資源である「時間」を創出する点に、その本質的な価値がある。

    全国の大学生の多くは学費や生活費を賄うため、アルバイトに時間を割いているといわれる。もちろん、アルバイトを通じて社会経験を積むことの意義は否定しない。しかし、過度なアルバイトは、心身の疲労を招き本来注力すべき学業に要する時間を圧迫し学生自身を悩ませている。

    学業特待制度が学生にもたらす最大の価値は金銭的な利益に加え、特待制度によって生み出される「時間」という無形の資産にあるといえる。他の学生がアルバイトに費やしている時間を、自己の成長のための投資へと振り向けることができるのだ。

    例えば、生み出された「時間」を使って、専門分野の探求や資格取得のための勉強に集中することも可能だ。また、クラブ活動やボランティアといった課外活動に積極的に参加することもできる。大学生活とは、多様な経験を通じて人間的に成長する期間でもある。同制度は、学問とプライベートともに学生の充実した4年間をバックアップしている。

    学業特待選抜試験は大学(小山市)、青森市、盛岡市、仙台市、秋田市、山形市、福島市、郡山市、いわき市、宇都宮市、水戸市、高崎市、さいたま市、東京都内、新潟市の東日本15都市。地元で安心して受験できる。

就職率は99・4%

    4年間の学びの成果を測る重要な指標が就職実績だ。白鷗大学は徹底した就職支援体制を誇る。2024年度卒業生の就職率は99・4%(注1)という極めて高い水準で、入学から卒業までを見通した戦略的なキャリア教育の成果が見られる。

    支援の中核を担うのは、専門スタッフが常駐する「キャリアサポートセンター」だ。1年次から支援が開始され、まずは「キャリアデザインハンドブック」を通して、学生が早期から自己理解を深め、職業観を育成する。

    「キャリアサポートセンター」は、(1)情報提供(2)支援行事(3)個人相談の三つの支援サービス機能を持つ。具体的には、会社情報や採用情報、業界研究、自己分析、自己PRの手法を紹介し、就職活動に向けたガイダンスやセミナーを開催する。支援の真骨頂は、その個別対応の徹底ぶりにある。全学生を対象とした個別面談を通じて、スタッフが一人一人の適性や希望を丁寧に把握。学生が自信を持てるまでエントリーシートの添削指導や模擬面接を繰り返し実施している。

    他にも就業意識を高める「インターンシップ」への参加を促し、目指す進路に直結する資格取得のバックアップにも注力。行政書士講座やファイナンシャル・プランニング技能士講座などを学内で開講している。資格の取得は、就職活動において自信とアピールポイントにつながるため、受講のメリットを語る学生が多い。

教員、公務員に強い

    就職支援の中でも、特に圧倒的な実績を誇り地域の信頼を得ているのが「教員」と「公務員」の分野だ。

    教員を目指す学生に特化した「教職支援室」には経験豊富なアドバイザーを配置し、個々の状態に応じた実践的指導が合格率を上げている。24年度の小中特支教員採用試験の正規合格者は257人。中でも小学校教員の現役合格率は81・4%(注2)と全国平均(52・3%)を大きく上回る。25年の全国調査によると、小学校教諭就職者数は9位(表1)、中学校教諭就職者数は東京を除く関東・甲信越で11位(表2)と、上位に位置付ける。

 

    2年次から参加でき教育の現場を体験できる「スクールサポート」は、地域の小中学校で教員の指導の下で週1~3回程度、児童生徒の学習や部活動などの支援をする。教育現場の雰囲気を知り、目標や自身の課題を発見できるという。

    一方の「公務員」も「公務員支援室」を設け学生をサポートしている。24年度の公務員現役合格者数は法学部を中心に137人、内訳は県庁・市町村職員78人、警察官36人、消防官6人などとなっている。

    公務員を目指す学生には、同試験で高い合格実績を持つ予備校講師を招いた「公務員試験対策講座」を開講。質の高い論作文や面接試験対策なども行い、「苦手を克服できた」「効率よく試験対策ができた」と学生に好評だ。

    こうした充実した支援体制を、さらに価値あるものにしているのが、大学の「立地」だ。本キャンパス(小山市駅東通り)は、東北新幹線が停車するJR小山駅から徒歩1分、大行寺キャンパス(同市大行寺)は無料スクールバスで約5分という、極めて交通の便が良い場所に位置している。

立地メリット多大

    この地の利は、学生生活に多大なメリットをもたらす。栃木県内はもちろん、新幹線を利用すれば、東京駅から小山駅までは約40分。JR宇都宮線、両毛線、水戸線が通り、茨城、群馬、埼玉、そして東京といった首都圏の広範なエリアから、無理なく自宅通学が可能となる。多様なバックグラウンドを持つ学生が集まることで、学内の議論は活性化し互いに切磋琢磨(せっさたくま)する文化が醸成される。

    さらに、この立地は就職活動においても強力な武器だ。企業説明会や採用試験が集中する東京へ、大学を拠点に日帰りで容易にアクセスできる。地方大学の学生が就職活動で直面しがちな、移動時間や交通費、宿泊費といったハンディキャップを最小限に抑えることができる。

     学内の徹底した就職支援と連携することで、就職活動におけるアドバンテージを生み出し首都圏の学生とほぼ対等な条件で就職活動に臨むことが可能になる。

    現在小山駅東口駅前広場再整備計画が予定されており、2028年度には同駅と本キャンパスを結ぶペデストリアンデッキも完成予定。完成すると学生はさらに安全・快適に通学できるようになる。

好循環を生む環境

    白鷗大学の強みは、「学業特待制度」という手厚い入り口の支援と「就職支援」という確かな出口の保証が「交通至便な立地」という土台の上で効果的に連携している点にある。

    経済的な不安から解放された学生が、首都圏へのアクセスの良さを生かして、学業と並行して早期からキャリア形成に動き出す。明確な目標を持った学生は学業への意欲も高く、結果として特待生の資格を獲得・維持しやすくなる。

    この「経済的安定→地理的優位性の活用→学習意欲向上→確かな進路決定」という好循環こそが、白鷗大学の学生が持つ活力の源泉といえるだろう。

    大学選びが人生を左右する重要な選択であるからこそ、「入り口から出口まで」を見据え育成する大学の姿勢は、保護者にとっても受験生にとっても、信頼に足る判断材料となるに違いない。

(注1)就職希望者1088人 就職者1081人(白鷗大学調べ)
(注2)小学校教員採用試験受験者172人 合格者140人(白鷗大学調べ)

白鷗大学

1986年小山市に開学。経営学部、法学部、教育学部を擁する。学部の下に経営学科、法律学科、発達科学科を設置。大学院には経営学研究科と法学研究科がある。スローガン「PLUS  ULTRA(プルスウルトラ)」は「さらに向こうへ」という意味のラテン語で、もう一歩前に踏み出すことの勇気の尊さを謳っている。

(企画・制作/下野新聞社ビジネス局)