「講書始の儀」で講義を受けられる天皇、皇后両陛下と愛子さま=9日午前、宮殿・松の間(代表撮影)

 天皇、皇后両陛下が年頭に当たり、学問の第一人者から講義を受けられる「講書始の儀」が9日、皇居・宮殿「松の間」で開かれた。皇族も参列し、秋篠宮家の長男悠仁さまは初めて出席した。

 嵯峨美術大の佐々木正子名誉教授(日本・東洋絵画思想)が「江戸時代の日本絵画」、東京大の御厨貴名誉教授(日本政治外交史)が「オーラル・ヒストリーとは何か」、国立天文台の家正則名誉教授(天文学)が「観測天文学最前線と日本の活躍」と題して講義した。両陛下はうなずいたり、手元の資料を見たりしながら耳を傾けた。

 講書始の儀は、学問奨励のため、明治天皇が1869年に始めた「御講釈始」が由来とされる。大正時代に宮中儀式として制度化した。