パラマウント・スカイダンス(左)とワーナー・ブラザース・ディスカバリーのロゴ(ロイター=共同)

 【ラスベガス共同】米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)は7日、同業の米パラマウント・スカイダンスによる敵対的買収の修正提案を拒否すると発表した。買収が完了しないリスクが高いと判断した。既に合意した米動画配信大手ネットフリックスの買収案の方が優れているとして改めて支持を表明した。

 ワーナーの取締役会は6日、パラマウント側の買収案を拒絶することを全会一致で決めた。パラマウント側の提案を「巨額の負債を伴い、実現は不確実」と断じた。多額の借り入れを前提とした計画は、市場環境の変化で資金が確保できなくなる懸念があり、取引が実現しない場合の「株主の保護も不十分だ」とした。

 ワーナー買収を巡っては、ネットフリックスが映画スタジオなどを対象に約720億ドル(約11兆2千億円)での買収を提案して合意した。パラマウント側はワーナーの会社全体を対象に総額1084億ドル規模の巨額案を提示して対抗している。

 パラマウントによる株式公開買い付け(TOB)の期限は今月21日。