国の隔離政策で深刻な差別を受けたハンセン病元患者の家族が熊本地裁に集団提訴してから10年となるのを前に、東京都東村山市の国立ハンセン病資料館は、家族4人の証言を映像やパネルで紹介する特別展を24日から開催する。「人生被害」を受けた家族の貴重な証言に触れられる。
熊本地裁は2019年、国に賠償を命じた。判決は、家族が就学・就労拒否、結婚差別など「個人の尊厳に関わる『人生被害』を受けた」と認定した。
特別展では、父親が発症して療養所に収容され「おまえはこじきだ」といじめられたとする赤塚興一さんの証言や、患者だった母親が療養所から帰宅した際、祖父が「毒薬を飲んで自殺しろと迫った」という奥晴海さんの証言を紹介する。
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