スノーボードW杯ハーフパイプ第2戦を制し、笑顔で取材に応じる山田琉聖=コッパーマウンテン(共同)

 高回転技の進化が続くスノーボード男子ハーフパイプ(HP)で、19歳の山田琉聖(チームJWSC)は独自スタイルを貫く希有な存在だ。昨年12月のワールドカップ(W杯)第2戦を独創的な構成で初制覇。残り1枠のミラノ・コルティナ冬季五輪代表争いでリードするが「意識はせず、やりたいと思う技をやっていくだけ」と自然体で1月のW杯に臨む。

 札幌市出身。小学4年で本格的に競技を始めた。「うまくなりたい」と楽しみながらも、同じような技で競う大会が嫌いだった。分岐点となったのが2021年の全日本選手権。周囲に反対されながらも他の選手があまり取り組まない技の習得にこだわって挑み6位に。

 W杯第2戦では縦に2回転する「ダブルマックツイスト」から逆スタンスでの「マックツイスト」を高々と決め、最終5発目には側方宙返りする逆スタンスでの「ダブルチャックフリップ」に成功。

 「新しい技を入れてもう一段階上のルーティンをつくりたい」と、わが道を突き進む。