伊勢神宮を参拝後、年頭の記者会見をする高市首相=5日午後、三重県伊勢市

 高市早苗首相は5日、三重県伊勢市で年頭の記者会見に臨み、社会保障と税の一体改革を与野党で議論する「国民会議」を今月中に設置する方針を表明した。23日召集予定の通常国会に向け「日本維新の会との連立合意を基礎としつつ、国民民主党をはじめとする野党にも協力を呼びかけていく」と明言した。早期の衆院解散には慎重姿勢を示した。

 国民会議には、立憲民主、国民民主、公明各党などの参加が想定されている。中低所得者に税控除と給付を実施する「給付付き税額控除」の制度設計が議題となる見通しだ。首相は「与野党の垣根を越え、有識者の英知も集めて議論し、結論を得たい」と説明した。

 通常国会での衆院解散の可能性を問われ「国民に高市内閣の物価高対策、経済対策の効果を実感してもらうことが大切だ。目の前の課題に懸命に取り組んでいるところだ」と述べた。

 衆院議員の定数削減を巡っては「できるだけ早く議論が進められることを期待している」と語った。

 会見に先立ち、首相は伊勢神宮を参拝した。