【ニューヨーク共同】12月31日のニューヨーク株式市場は2025年最後の取引となり、ダウ工業株30種平均は4営業日続落となる前日比303・77ドル安の4万8063・29ドルで取引を終えた。1月に発足したトランプ米政権による関税政策が相場の重荷になる局面もあったが、米利下げ期待や、資金流入が続く生成人工知能(AI)関連銘柄がけん引し、年間ベースでは13・0%と3年連続で上昇した。

 トランプ大統領が打ち出した高関税措置の影響で米中などの貿易摩擦が激化するとの懸念から、4月には大きく売り込まれる場面もあった。米連邦準備制度理事会(FRB)が9月以降、3会合連続で利下げを決めたこともあり、その後は投資家心理が改善。生成AIブームに伴う半導体などへの巨額投資も、ハイテク関連を中心に株価の押し上げ要因となった。

 市場関係者は「トランプ政権の通商政策による先行き不透明感を、AIの成長性と金融緩和継続の期待が下支えする構図だった」と振り返った。