JR東海の丹羽俊介社長(60)は31日までに共同通信などのインタビューに応じ、計画する東海道新幹線の個室席の提供開始時期を2026年10月1日にすると明らかにした。約23年ぶりの個室復活となる。「プライバシーを確保でき、上質な空間で旅行ができる」と語り、経営者ら一定の層に需要があるとの見方を示した。
料金は「グリーン車よりも高くなる」と述べるにとどめた。「N700S」の一部車両に導入し、1編成当たり2室設ける。10月1日時点で導入する編成数は未定と説明した。編成数は段階的に増やす方針だ。
東海道新幹線ではかつて「100系」に個室を設けたが、車両引退に伴い03年に提供を終了した。
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